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海上の守護神

 むむっ・・・暑い・・・部屋のクーラーのタイマーオンをセットし忘れて寝たので起きてみると室温が30℃を超えていた。一度目を覚ましてエアコンのリモコンのスイッチをオンにする。部屋が心地よい気温になる前に朝食やら着替えやらを済ませた。PCを立ち上げて雨雲レーダーをチェック。どうやら今日は降らなそうだ。DSに空気を充填後、ゆるりと今日のポタリングをスタートした。朝から蝉たちがトゥッティーでフォルテシモだ。いつものコーヒーショップへ向かう途中、まずはピナレロに、次いでコルナゴに抜かれた。スクランブル交差点を渡ると平和公園内へと入る。タリーズは今まであったオープンデッキチェアーは今日はなくて「どうしたんだろう?」と思いつつ本日のコーヒーのショートサイズをホットで注文し、自転車の見える位置の店内で琥珀色に一口、口をつけた。
 ここのタリーズは平和公園も近いので外国人の来店者も多い。後から入店してきた英語圏でないがアジア人でもない外国人が注文をしていた。驚いたことに店員の女性は英語ではなく、仏語・ポルトガル語、判別はつかなかったけれどスムーズに受注していた。ここの立地では店員の語学力スキルは高いものが求められるのだろう。
 さて・・・今日は何処へ行こうかな? 久しぶりにタージさんへ寄ることは寄るとして、まだ時間がある。「そうだ! 戸坂(へさか)を登って矢賀から海田へと至ろう」 それで丁度オープンに合うだろう。戸坂の城北学園という私立高校を過ぎると少し勾配のある地点へと差し掛かる。ギアの選択は軽いほうにはせずに登り切ろうと思ったけれど、意外にも登らされて2枚ほどリアを落とした。
 JR芸備線・矢賀駅を過ぎたあたりで道端に大きなナスが落ちていたこと以外、気に留めることもなく、開店の5分前に到着した。店前でモジモジしてると、3分前ではあったがこちらに気が付いてくれてオープンして頂いた。暑い夏は無性に辛いものが食べたくなる。いつもは辛さのレベルで辛口を頼むのではあるが、今日はもう一段辛いほうを注文しようとした。「やっぱ激辛って辛いよね?」などと店員は答えにくい質問を繰り出し、0・5秒後にはいつもの辛さに決断した。結句それで良かった・・・
 食後は廿日市市(はつかいちし)宮内(みやうち)にある宮内天王社を目指すことにした。その場所は自宅を素通りしてさらに西にある。朝からしてみると気温もジリジリと上昇していた。サイクルコンピューターに目をやると走行距離で35キロほどをすでに走っている。自宅付近に差し掛かり、「今日はもう無理をしないことにしよう!」 と弱気になり、草津南(くさつみなみ)にある住吉神社へ立ち寄ることに計画を変えた。

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住吉神社由緒
三神 表筒男命・中筒男命・底筒男命
享禄年間(1528-32)の頃、毛利家の御船大将であった児玉周防守が草津城主であった時、海上安全と城の鎮護を願って場内に祀られたのが創祀と伝えられる。
関ヶ原原の合戦後、児玉氏は山口に移封され廃城となり神社は山麓の長屋の人隅に移され近郷の漁師に深く信仰されていた。其の後、文政四年(1821)張出新開(現在の草津南一丁目・二丁目附近)が造成され新たに草津港が築造された際、豊漁と海上安全を願い、港の堤防上に移され現在の如き社殿や境内に整備された。往時はしばしば津波や台風で社殿が流失したという。昭和四十年代より始まった西部開発埋立事業により海は遥かに遠のき、旧港は第八公園となり昔の面影は無くなった。

 この辺りには私が小さな頃(といっても幼稚園ほどで記憶も薄いけれど・・・)魚市場があった。草津漁港があり、海の神様である住吉さんは多くの寄進を集めただろうと思う。 また近くの公園には港であった跡である雁木が残っている。

 ここで今日のポタリングは終了。 最大心拍数で132の軽いライドであった。 

 「さぁー一杯やるぞ!」 




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お好み焼きのある風景

 8月6日、午前8時15分。広島は深い祈りの時を向かえる。人類初の原子爆弾が投下されてから74年が経った。日本人の7割が知らないほど風化してしまった日だけれど、今なお当時の心の傷を抱えながら生きておられる方もいる。広島で育った私も父親が被爆者で被爆2世ということになる。学校に通い始めた頃からこの日は特別な日で、午前8時15分には黙祷する。
 そんな悲惨な被爆後に貧しい広島市民の胃袋を支え続けた食べ物が「お好み焼き」だ。被爆や戦争で夫を亡くした未亡人が一人で小さな店を切り盛りしていた時代からの名残で今現在の広島市内にも数多くの「お好み焼き店」がある。小さな路地を入った奥まった所にポツンと鉄板が焼ける音を響かせている。
 市内中心部に観光客をターゲットにした、お好み焼き店の集合体の「お好み村」というビルが存在する。私自身、一度か二度くらいしか訪れたことはない。

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 こういう場所でも美味しいお好み焼きを食べることは出来るけれど、今日は先に述べた、お母さんが一人で切り盛りする路地奥の小さな店に行ってみることにした。

 のれんをくぐり、テーブル席について、「お好み、肉玉で・・・」と注文した。 よく磨かれて光っている鉄板にお玉から小麦粉を溶かした生地がボトリと落ちた。落ちた生地をお玉の背で薄く円形に広げる。

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 その生地の上にたっぷりのキャベツ、もやし、そして天かすが乗っかる。しばらくジュージューと焼いた後に、それらの野菜の上にまた生地を少しだけかけてツナギとする。 野菜が乗った生地の横に生卵が落ちて、生地と同じくらいの面積に広げられる。そしてメインパフォーマンスのコテ2枚を使っての「ひっくり返し」となる。ひっくり返した野菜達は焼けた玉子と生地に挟まれて蒸し焼きにされる。。。この蒸し焼きが重要でそれによってキャベツに甘味が出てくる。 その時間を過ぎるともう一度ひっくり返し玉子の面が上になりいよいよ仕上げにお好みソースをたっぷりとそこへと刷毛を使って塗り込むのだ。 
 「お待たせしました・・・」

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 私は広島県人なので鉄板の上で直接、コテを使って食べることは苦ではないけれど、慣れていない方は少し食べにくかったりするので、皿に盛ってもらい箸で食べても美味しく頂ける。

 ハフハフ言いながら美味しく頂いた。

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 今日は広島のソウルフードをテーマにポタリングした。 猛暑の中のライドはなかなかしんどいなぁー。

Dst・・・34.23km  Av・・・16.6    TREK・8・5DS









夏の入り口

 白岳という米焼酎を水割りで飲んでいる夕方。つまみは冷蔵庫にあったソーセージと玉子どうふだ。最近の過ごし方は午前中から午後の早い時間までにポタリングを終えて、それからは音楽を聴きながら本を読み、夕方になったら一杯の水割りで脳を弛緩させる。なんでもない休日で記事を上げるか上げまいかで少し迷ったけれど書き出してみた。昨日の仕事を終えて職場の同僚達と月一の飲み会に行った。私に残っている僅かな縁は家族と職場の二つの世界だけだ。こう書くとまったくもって寂しい男だと自覚する。脳内に孤独死という三文字が流れる。しかし人は最後は独りだからと自分に言い聞かせ過ごしている。
 降水確率も10%程度で、降られることもないだろうと愛車のDSで出発したのが午前9時頃だった。一つポタリングのテーマとなるアイデアがあるのだけど、今日はそれは実行せず、安佐南区伴にある、「つづはら神社」を目指した。平和公園からしばらく川沿いの遊歩道を走る。梅雨が明けたわけでもないけれど蝉たちがもう鳴いていた。夏はもうすぐそこまで来ている。目の前をトンボの群れがカオス的にホバリングしている。
 人は生きているだけで尊いと思う。多くの生き物を見ているとそんなことを考えた。ただ生きてそして死ぬ。ペダルを回しながら偉そうに哲学してみた。
 新交通システムの高架の下の道を、時にアップダウンを繰り返しながら走る。今日は脚の調子も良くて、平地を走るギアでそのまま登りも制す。目的地の神社へ近づいては見たものの、入り口を発見できない。 スマートフォンで検索してもヒットしないほどの小さな御社らしい。結句その神社は発見出来ず、諦めてそのまま帰路についた。
 途中からはいつもの坂トレーニングのホームコースへと合流した。田圃に青々とした稲が勢いよく伸びている。私は稲が育つ田を見るのがとても好きだ。なにか明るい未来を感じるからだろう。一時薄暗く曇っていた空も雲の切れ間から青空と日差しが戻ってきた。今日も良い時間が過ごせて満ち足りた。。。
 今日は一度もシャッターを切らなかったので過去の写真から蔵出し

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出雲遠征の時に立ち寄った、旧大社駅舎。

梅雨の晴れ間に

 「わぁーでんしゃだ!でんしゃだ!」 パパの漕ぐ自転車の後ろで幼児が見るものすべて新鮮という眼差しで行き交う路面電車を観ている。 彼の未来は明るいのだと思いながら久しぶりのポタリングに出掛けている。いつものコースでいつもの店に立ち寄って、コーヒーを啜る。ここまで書いて私のブログもマンネリという4文字が浸食してきているなと思う。「今日はどういうコースでどこを目的地にしようか・・・」と思案した。 決めた目的地は後半でわかるとして、まずはインド料理の店。タージ海田店さんへと向かった。コインランドリーの横を通ると洗濯が終わるのを待っている茶髪の中年女性が一人居た。遠くでは救急車のサイレンがけたたましく鳴っている。タージさんの開店時間は午前11時だ。まだ20分くらい余ったので、海田市駅前の橋にあるベンチに座り、何をするでもなく、なんとなくスマートフォンなど見て潰した。近くを制服姿の中学生の集団が歩いて通り過ぎた。中学生という年齢は複雑で、大人の不純物であろうものがほんの少し、純粋なものに混じったような時だ。何を入れていてそんなに大きいのかというリュックを揺らせながら、仲間とじゃれあっていた。
 開店の5分前にオープンして頂いた。いつもよくしてくださる店員さんも居て、ポークカレーを辛口で注文。しばらくすると夫婦と思われる男女が入ってきて、またポークカレーを注文していた。 今日のカレーはいつも入っていない生クリームが入っていて、よりマイルドな味になっていた。食べ終わり、レジで会計を済ませる時に「急募!スタッフ」という貼り紙が目についたので、「人足りてないんですか?」と聞けば「そうなんですよ。。。中々休みが取れなくて・・・」 「疲れているんだ。」 「女性を募集なの?」 「もう、誰でもいいんで!」 「早く見つかるといいね。」 みたいな会話を少しだけして店を出た。
 私の職場でもそうだけど、慢性的に人手不足なのが続いている。 募集しても問い合わせすらないって感じ。 

 来た道とは違う道で西へと向かった。 サイクルジャージのローディーが私を抜いていった。自転車見るとトレックだった。トレックの専門店は私のいきつけの自転車店しかないので、やはりそこのお客かななんて思った。
 東雲(しののめ)という地区に差し掛かり、道路の反対側の店に目をやる。昔の上司が色あせた制服を纏い笑顔で接客していた。久しぶりに挨拶でもといつも横を通ると思っているのだけど、なかなか実行に移せないでいる。彼と一緒に働いていた頃の職場は今よりもゆるーい雰囲気でのんびりしてたななんて思う。
 やがて道は八幡川(やはたがわ)を渡り佐伯区へと入る。河口付近に目をやると、数多くの水鳥達が羽根を休めたり、潜水したり、羽ばたいたりしていた。
 廿日市市(はつかいちし)へと入った。 この町の玄関口でもあるJR廿日市駅が今日の目的地だ。この駅は明治30年に開業となかなかの歴史ある駅なのだけど、2016年に新駅舎を開業している。 実に整然と整備されていて、気持ちの良い空間を生み出している。

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 この駅舎の南側に広島電鉄の廿日市駅もある。そちらの駅舎も近年建て替えられていて美しい駅となっている。今日のポタリングはここで終わり、来た道をのんびりと流した。

Dst・・・44.85   Av・・・15.1   TREK・8・5DS




 

 

閑話

 少し長めの連続勤務をしている日々です。あー明日働いたら休日だ~。 ネタもないので少しだけ・・・ 先日ブログを更新した日にひとつ峠を登ってきました。以前も何度か記事にした、甲越峠(こうごえとうげ)です。 その日はエモンダかFXかで迷ったのですが、まぁートレーニングも兼ねて少しだけ重量のあるFX3を選択しました。毎日スピンバイクを30分回している成果は確実に感じることが出来る登坂でした。峠のピークから見える景色は霞んでいてシャッターを切る気も起きず、下山してから街中を流している時に出会った景色を切り取りました。。。

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遅れていた梅雨入りも明日から始まるようで、あさっての休日は自転車には乗れそうにないです。。。