自転車でのポタリング・写真散歩を中心に読書や部屋の片付けの様子などを書きます。
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残暑
サイコンのセンサーの同期を済ませて気温を確認すると24℃を指していた。朝8時のことだから、ここ最近の気候を考えると、そんなものだろうという感じ。降水確率10%。久しぶりにエモンダで江田島へと渡ることにした。日曜日ということもあり、広島港には多くのサイクリストが出航前の時間を過ごしていた。私も窓口で乗船券とサイクルーズパスという自転車の乗船券が無料になるものを発行して待機した。9時20分発の切串港(きりくし)行きのフェリーだ。飛行機が空を飛ぶのも信じられないほど物理音痴な私だが、何トンもあるフェリーが海に浮かんでいることも納得出来ない自分が居る。入港してきたフェリーにさっそくと乗り込み、いつものように甲板の端に愛車を立てかけた。大都会、東京ほど自転車の盗難には神経を使いはしないが、過保護な私は出航までは自転車を離れないことにしている。しばらくすると重厚なエンジン音が聞こえ、鈍重な動きながら確実に前進を始めた。私も客室へと入り、どっかと腰をおろした。間髪を入れずに乗組員が船内改札を開始する。到着までの時間は、ザックに忍ばせてきた文庫本を読むことにした。今日のお供は芥川龍之介の杜子春だ。今読んでいる途中の司馬遼太郎は辞書なしでは読めないので、この短編というわけだった。頭から読み始め、読み終わる頃には、上陸の船内アナウンスが流れてきた。いよいよ切串港へと到着だ。実を言うと乗船する時には切串港から西回りにするか東回りにするか決めていないほど無計画だった。「今日は最短ルートで、しびれ峠へと向かうかな・・・」結果、海沿いではなく山道を通ることにした。このコースは江田島を走るサイクリストの大半は選ばないであろうと思う。途中、トンネルがいくつもあり、勾配はキツくはないが登り坂でもある。最近、テールライトの電池交換をしてライトの輝度が上がったので、今日は昼間でもライトオンだ。エモンダには前照灯は装着していないが、昼間でもフロント・リアともライトオンしておくことは安全に大きく効果があると思う。小用港(こよう)近くの自動販売機で缶コーヒーを買い、これからアタックする、しびれ峠の頂上でお茶をすることにした。商店の販売機なのだが、向こうから年配の女性が台車を押して近づいてきた。「昨日、お会いした方ですかね?」と話しかけられた。「いえ。違いますよ」 「同じようないでたちなので、そうかと思ったわ」 そのまま女性は店内へと台車を押して入っていった。私は缶コーヒーのボタンを押し、取り出してみると、紅茶が出てきた!?「間違っている・・・」でもなんとなく正すのも億劫だったのでそのままザックにしまって出発した。
 小用港を過ぎるとすぐに、「しびれ峠」の入り口へとさしかかる。インナー・ローにギアを落とし、ゆっくりと登り始めた。この峠は勾配もあまりキツくなく、距離も短いので、登る度に余裕を感じることが出来る。最後のコーナーを抜けると頂上の峠桜が見えてくる。余裕の峠に反比例して、ここからの景色は最高に美しい。今日は先客で若い女性の方がベンチでかなりの望遠レンズを装着した一眼で遠景を狙っていた。ここで伊達男なら、一言、二言、話しかけるのだろうが、ほぼ童貞、中年男は、何も言わずに少し離れたベンチでヘルメットを脱いだのだった。間違って出てきた紅茶のプルタブを開け、グビッとやった。そしてミラーレスを取り出して一枚撮影したが、以前にも似たようなショットをUPした記憶があるので、今日は掲載しない。しばらく休憩したあと、下っている途中で景色の広がった場所があったのでそこの写真を上げておくことにする。

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午前11時の15分前。そろそろ昼飯のことを考えている。昨日、ネットで検索した第一術科学校近くの中華料理店へと行ってみることにした。開店が11時半なので、今日はそこで食べるには時間が合わない。合わないが今度の為に下見だけをする。迷うことなく店を見つけることが出来た。店の前にサイクルスタンドなどはなく、店内に入れば、自転車から目を離すことになる。ここで食べる時はFXで来ることにしよう。

 中華料理店をUターンして、また音戸町方面へと走らせた。江田島のランチの定番スポットと呼ばれる店の前には多くのロードバイクが駐輪していた。さすがに日曜日だ。私も以前はサイクリングのランチの選択は、おおいに迷い、おおいに楽しみにしていたが、今はそれほどではなく、まぁーなんでも良いか・・・くらいの感覚になっている。

 しばらく走ると海のすぐ傍にあるセブンイレブンを見つけた。ポカリと海賊むすびを一個買い、エモンダの傍に座り、ほうばったのだ。「おや?」ふと目をタイヤにやると、緑色の昆虫がとまっていた。

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バッタ族の一種だと思う。部屋に帰って調べてみたが特定出来なかった。一緒にライドするわけにもいかないので、指でそっと払いのけた。バッタと別れ、またペダルを回し始めた。


 早瀬大橋を渡り、倉橋島へと入る。音戸の瀬戸へと向かって走る。この瀬戸を渡る方法には3つのやり方がある。一つは音戸大橋を渡る。もう一つは第二音戸大橋を渡る。三つ目は音戸渡船を使う。一つ目の音戸大橋は道幅が狭く、自転車で渡るのは危険を伴うのでオススメは出来ない。日本一短い航路、音戸渡船を使う方法もおおいに旅情があってオススメだ。今日の私は第二音戸大橋を渡ることにした。橋までのアプローチは少し勾配のある坂だ。それほどキツイものではなかった。橋の手前の展望所にある小さな食堂で、ソフトクリームを食べた。朝は24℃だった気温が31℃まで上がっている。朝晩涼しくなったとは言え、日中はまだまた暑い。。。。

橋を渡り終えた所で振り返って一枚撮影した。

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警固屋と書いて「けごや」と読む地区を過ぎると、左手に工場が見える。日新製鋼・呉製鉄所だ。年季の入った錆が工場萌えという感情を湧かせる。さらにその工場を過ぎた所に海上自衛隊呉地方総監部練習艦隊司令部がある。この辺りから、停泊中の艦船を見学することが出来る。私個人はこうした艦船には萌えはしないが、好きな方にはタマラナイスポットなのだろう。

しばらく走ると呉市内へと入る。日曜日ということもあり、呉市海事歴史科学館・通称大和ミュージアムの前には多くの来場者で賑わっていた。その横をエモンダは走る。呉からはフェリーで広島港へ航路もあり、よほど走りたくない時はショートカットすることも出来る。しかし今日は陸路を広島市内へ向けてと走ることにした。左手に海を見ながら、途中何度か休憩を入れつつ船越峠へと入った。今日のようなコースを走ると、この船越峠の途中で、足が売り切れて、ツッテしまうことが過去二度ほどあった。今日は大丈夫そうだ。今日のライドの締めは、Ksバーガーに寄り、佐世保バーガーをほうばることにした。久しぶりに店主のお母さんに挨拶して、美味しいバーガーを頂いた。

最後に行きつけの自転車店に立ち寄り、チェーンに注油をして頂き、スタッフFさんと少しだけ喋り帰路についた。

久しぶりのロングライド。日曜日で道中、交通量が多く、追い越しにヒヤヒヤする場面もあったが、楽しいサイクリングだった。
以前のロードバイクを乗っていた時に買った軽量ホイールが部屋で眠っているので、そろそろエモンダへ移植しようかな・・・


Dst・・・87.30  Av・・・17.0  TREK・emonda・SL6




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