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腕試し

 ベットから出るのに138%のエネルギーを使う季節になってきた。
「早起きは三文の得」というコトワザを三度寝言のように唱え、もそもそと起き上がった休日の朝だ。
洗面を済ませ、食卓で菓子パンを半切れと遠慮がちについだ茶碗一杯の白米を食べ、ウェアーに着替えた。

 FX3に空気を充填したのが午前9時前。肌寒さを感じつつ今日のライドに出発した。街中の木々はほんのりと頬を染めるように色づき始めている。芽を出し、陽の光と水分を栄養に青々とした季節を過ぎ、やがて葉は色づき始め、そして散る・・・
人の一生と重ね合わせてその様子を捉えながら私はペダルを回す。


 今年の冬は寒いだろうか・・・


 広島市南区に黄金山(おうごんざん)という山がある。なにやら成金の匂いがする名だが、金脈も埋蔵金も埋まってはいない。もともと広島が今現在の三角州を形成する前、まだ海が内陸部まで広がっていた頃、この黄金山はこんもりとした島であった。標高222mほどのこの山は山頂まで桜並木が続いていて、その頃になると多くの花見客で賑わうのだ。

 そしてもう一つこの山をこよなく愛する人種が居る。それは私のようなサイクリストだ。広島市内にある山は絶好のトレーニングコースとなっている。最近、近所の上り坂を月に六度ほど登り、脚と心拍を鍛えてきたので、ここはひとつ他流試合というか、道場破りというか、こいつを制覇してやろうということにしたのだ。

 この山へのアプローチは二通りがある。仁保(にほ)側からか本浦(ほんうら)側かということになる。どちら側から登っても最終的には一本のラインになる。実をいうと仁保側からのほうが少しだけキツイことを私は知っていた。戦う前から少し弱気だが、今日は本浦側から登る。やがて一本のラインとなった道は序盤がスコブルキツい。いつもトレーニングしている坂の斜度を越えている。だがそこの区間を我慢して登ると、やがて勾配は緩慢になり、息も落ち着いてくる。そんな頃に左手に目をやると眼下に雄大な景色が広がる。自動車メーカーマツダ、海田大橋、瀬戸内の島々、右奥には広島市内が小さく見える。足をつき写真を撮影したい気持ちにかられるが、そこは試合中! ゼーハーとピークを目指す。今日は土曜日で休日の方も居られるのか同好の人と二度ほどすれ違った。


 やがて私の達成感と共に頂上へとたどり着いた。結論からいうと以前ココを登った頃と比べても成長している自分を感じた。上り坂は体重、機材の軽量化と登る為の脚の筋肉を鍛えれば、心拍はあまり上げずに登りきることが出来るということを思う。あとは勾配のキツイ区間をいかに我慢出来るかだろう。

 この山の頂上には茶屋がある。そこでスポーツドリングを呷り一息つく。近くには数匹の野良猫達がおこぼれにありつけないかと戯れていた。


 さて、 下るか・・・

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