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ラグーン

昨日の休日。広島地方は早々に雨が降り出し、その雨は夜の早い時間まで降っていた。

こんな日は自転車に乗るのは諦めて部屋に籠り本を読む。

先日、本屋でこんな本を見つけた・・・

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「よみがえる古代の港」古地形を復元する  石村智・著  吉川弘文館

古の港はどんな場所に造られたかという疑問を様々な角度から探索してゆく。

一つは地名からという視点。津という地名が使われている場所は港であった可能性が高い。

他にも「泊」 「浦」 「湊」 などの文字も使われてる地名であれば港があったと推測出来る。

もう一つの視点は、地形的なことからのアプローチだ。 古代の日本には、今現在よりも海が

内陸まで入り込んでいたと考えられる。そこには内海(ラグーン)という場所があり、そこが港となっていた

ことが多い。もちろん、今現在の形をした船が、そのラグーンに停泊出来たかと言えば、それはNOだ。

喫水が浅い古代の船だったので、そうしたラグーンを港として利用出来た。

また海や川の往来を有効に使える場所に港は造られた。現代の輸送の中心が道路であるように、

古代の輸送の重点は海や川であった。 潮を読み切る技術を持った、海人が権力を持ち、

そうした技術のないものは海人を利用した。 そうした港のあった街には有力豪族の古墳が点在している。

それは海を渡る人々への豪族達の威光を示しているようであり、実際、航海の目印となっていたとも考えられる。

やがて、そのラグーンは川からの土砂の堆積や干拓により陸地化され、その面影を失ってしまった。

本書はそうした陸化する前の面影をGIS(地理情報システム)を駆使して復元した写真を見ることが出来る。

全国、津々浦々(まさにソレ!)にある風景をゆっくりと自転車で巡ってみたくなった・・・

少し高価な本で買う時に躊躇ったが・・・・

非常に興味深いテーマで買って良かった。。。(*´∀`人 ♪
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