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真冬の滝

 休みの前の晩は夜更かしをすることが多い。ベットに横になりながら録り貯めた番組を消化していく。昨晩は比較的早く寝たのだけど朝はダラダラと目が覚めなかった。それでもムックと起き上がり、寝ぼけ眼で洗顔を済ませ、朝食を摂る。そして他の人よりもたぶん濃いであろう髭をおおざっぱな性格でもって剃り、サイクルウェアーに着替えた。
 一月も半ばになり仕事も一段落つき、慌ただしくしなくてもよくなった。自転車活動にも集中出来る。今日も三脚をザックに放り込み、FXで出発したのだった。
 通勤時間も少し過ぎ、子供を保育施設に送り届けた若いママさんや近所を何を目的とするでもなく散歩するご老人が時間の流れを緩やかにする。
 今日は滝を撮影しようと思っている。夏場のそれなら涼を求めてということになるが、冬の滝は寒々しいだけかもしれない。冬の弱々しい陽の光を頬に浴び、進路を東へととる。
 坂町(さかちょう)を過ぎると右手に瀬戸内の海が目に入る。山手には呉線が走り、呉線・国道31号・海とミルフィーユされる。本当は塩味かも知れないが、今日の私にはとても甘い景色ということになる。呉ポートピアパークという公園を過ぎ、天応(てんのう)という地区に入り、大屋橋北詰の交差点から大屋川沿いにヒルクライムが始まる。
 初めての上り坂というのは特徴が見えないから辛い。辛いのだが、脚をつくのも悔しいので、踏ん張りながらの亀走りとなる。ピークの少し手前に今日の目的地の「深山の滝」(みやまのたき)の入り口が見えた。入り口から滝の下までは枯葉に覆われたダートが続く。FXを押しながら歩いてそこへと向かう。

20180119hcq1.jpg

 FXを適当な場所に止めてから徒歩で滝壺へと進んだ。

20180119hcq2.jpg

 高さは目測で25メートルほどで、幅は7~8メートルといったところかな。今は深山の滝(みやまのたき)と呼ばれているが、広島の古文書には「ひめつるの滝」と記されている。戦国時代、毛利氏に滅ぼされた野間則綱の居城(ひめつる城)がこの近くにあり、落城の際、その姫君が家臣と共に滝の上で自害したことから、こう呼ばれるようになったという言い伝えがある。

 少し登らないといけないが、比較的近くに立派な滝が見れる場所があるということを新発見し、まだまだ広島には隠れた素晴らしい景色があるのだなと思いながら、スゥーとダウンヒルしたのだった・・・

Dst・・・60.89  Av・・・16.2  TREK・FX3




 
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