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砂浜

 13時46分、私はフェリーの客室に居た。休日の朝は、少なからず気合を入れてこれまた少しだけ早起きをするのが最近なのだが、今日はベットから出れなかった。こう書くと、前日の仕事がよほどキツカッタか?あるいは夜更かしが過ぎたか?とも思えるが、実はそうではなくて、枕ごしに視線を窓に向けると、どんよりしているように見えた。まさか降っているのか?それなら今日は部屋日で本でも読むかとなる。そんな思考をグルグルさせながら二度寝、三度寝、と繰り返しているうちに正午を過ぎてしまった・・・
 いかん、いかんと起きて、ウェアーに着替え、FXに空気を充填する。昨日までに薄墨で書いたような計画を実行することにしたのだった。
 さてこのフェリーがどこへ向かうかと言えば・・・それは世界遺産・厳島神社のある、通称・宮島なのだ。平日とは言え一大観光地であるココへ向かう人の流れは決して小川ほどではない。おおよそ15分の船旅で旅情を感じ、鈍重な船は桟橋へと接岸された。桟橋を降りて右手へと人は流れていく。その先に数多くの土産物店や飲食店が軒を連ね、厳かな海上神殿へと旅人をイザナウ。。。

 しかし、私はこの流れには乗らず、島の反対方向へとハンドルを切った。。。この島は古の時代からの原生林がよく残っていて、そんな雰囲気のある道を登り下りを繰り返しながらと走った。 途中、トンネルと言うよりも隧道という言葉が合う暗がりを抜け、牡蠣の生産所の傍を通り、また海辺へと視界が開けたのだった。

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 包ヶ浦(つつみがうら)。。。

 季節外れの砂浜は寂寥感が漂う。横たわった丸太に腰をかけ、途中で買った缶コーヒーのプルタブを弾く・・・誰も本当に誰も居ない浜で海の青さと空の青さの区別だけを意識して、ただただ遠くを見つめた。。。どこからともなく鹿がやってきてファインダーの中へと入ったので、その瞬間をフォーカスロックした。

 ここはいい・・・景色も空気も寂しささえも私を癒してくれる。



 Dst・・・36.57  Av・・・17.1  TREK・FX3

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