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スコアレスドロー

 電車の中の読書ってなんでこんなに捗るのだろうか? 日曜日の午後6時頃、私はそれほど混みあっていない新交通システム、いわゆるアストラムラインの中に居た。長いベンチの中央に座り、辺りのスマホ人間に細い目を向けながら、ページをまた一枚そしてまた一枚とめくる。コノゴに及んでいまだにガラケー所持者の私はより頑固になっているようだ。いつもは部屋のデスクに座り、PCの光を見ながら読み進める。あるいは職場の昼休みに弁当を食べ終わりめくっている。でもそのどちらよりも電車の揺れのほうが読書にあっていると思える。
 今日の試合は贔屓チームのほうが勝つ確率が高かったように思う。新監督を迎えクラブの新たな一ページをめくっている。開幕してから負けていないのだから、いいスタートが切れているのは間違いない。 一万7千人の観客も今日の勝利を願ってスタジアムへと足を運んだのだろう。私もクラブをサポートする為に年会費を払い、その特典の招待券を握り、たまたまの日曜日の休みを貴重に思い、一万7千人に想いを重ねた。
 広島のホームスタジアムは現在のところ、広域公園内にある通称・ビックアーチである。サッカー専用スタジアムの建設を目標に多くの人が動いているが、行政の足はとてつもなく重い・・・ 個人的には広島カープの旧球場跡地が理想的だと思うのだが、行政はそこをイベントに使う広場として、公園の一部として維持したいらしい・・・
 だから今日の私は市電、JR、アストラムラインと乗り継いでおおよそ一時間半かけてスタジアムを目指した。試合開始の寸前に観客席のスキマに座り、ミラーレスで一枚だけ撮影したあと、試合に集中した。 大きな声を出すわけでもなく、拍手をするわけでもなく、静かに消えては点き、消えては点く心の炎を感じながら・・・

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 中村俊輔、見たかったな・・・ そんな事を思いながら、試合終了の15分前に観客席を下ったのだ。帰りの電車の中で、「なんで電車の中の読書ってこんなに捗るのかなって・・・」




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