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感性で本と触れる

 本は読むと言う。確かに小説家や詩人が紡ぐ美しい文を目で読み情景を思いながら展開するストーリーを楽しんでいく。それに対して芸術の中には美術や音楽もあるわけで、一枚の絵の前で何かを感じ、想いを巡らせる。または楽団の奏でる美しい音を聴き、それぞれの楽器が絶妙に響き合うアンサンブルに感動する。そういう意味で言えば美術や音楽は感受性を持ち触れる芸術なのだろう。  
 今回読んだ一冊は明治期から昭和初期の作品が多く、仮名遣いも旧字体で、その都度辞書を引いて読み進めた。16人の作家の短編の作品達は、まさに読むというよりも感じると言ったほうが良い。この本に収められた作家の中で個人的に感性にビビッと来た人は、梶井基次郎・ 坂口安吾・太宰治の3人だ。他方、読んでいて私の読書脳を完全に越えていた作家は、吉行エイスケ、牧野信一、森鴎外かな・・・
 随分、読み終えるまでに時間がかかってしまった。この本は自分自身があと100冊くらい読み終えて、また読み直してみようかと思うのである。

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